
Story
星が煌めく街に生まれ育った小学生の《香織》は、課外授業で訪れた天文台で、満天の星空に心を奪われる。
それは、《香織》の中に一つの夢が生まれた瞬間でもあった。
夢を叶えることは簡単ではない。
きっと人は、誰しも葛藤を抱えながら生きている。
冷たい現実に涙する高校生の《香織》。
しかし、そんな彼女を支えたのは、他でもない、かつての自分自身だった。
星の光が、長い時間をかけて届くように。
花火の光が、懐かしい記憶を思い出させるように。
未来への輝きを秘めた少年少女たちは、強い想いに連れられ、また歩き始める。
香織を演じさせていただきました東山奈央です。loundrawさんの美しい映像作品に参加することができて、とても嬉しく思います。
「たぶん、もう光り始めてる」と香織は言っていました。ずっと遠くにある星の光がようやく地上に届くように、今まさに努力していることが夢に届くまでには長い時間が掛かるものかもしれないですよね。
焦らなくても大丈夫だから自分らしい光を絶やさないことが大切なんだよというあたたかいメッセージを、私自身も演じていて受け取ったような気持ちです。
私が10代だったときは、志望校の合格に向けて必死に受験勉強をしていました。勉強は正直あまり好きではありませんでしたが(笑)、机に向かい続けた日々は今でも私に自信をくれています。あんなに苦手なことでも頑張ることができたのだから、私ならきっとできる!と思えます。
道のりが長く感じても、その先にいるあなたがどうか笑顔でいますように。夢に向かって頑張っているすべての方にエールが届きますように!
まずloundrawさんの描くものが好きで、これまでもアニメ作品で関わらせていただきましたが、この度のご縁にも深く感謝しています。
またZ会さんも、もちろん私が学生の頃にも身近なものでしたし、「このCMなんのだろう?」と興味を惹かれるとZ会さんのCMということも多々ありましたので、嬉しく思っています。
私が演じさせていただいた雪ちゃんは、誰もが感じる素朴な疑問を主人公に投げかけていましたが、星を「夢やなりたいもの」に置き換えて考えた時に、とても深い言葉だなと感じました。
たくさんあるのに見つからない。見つけているのに、これでいいのかと迷う。多くの人が経験することかと思います。
私自身は、比較的早く自分の夢を見つけ、そこに向かって真っ直ぐ進むことができました。支えてくれる人が多かったですが、中には将来の心配から反対する人もいました。どちらも間違ってはいないと思いましたし、夢を追いながら勉強にも励みました。
自分が信じたものを諦めずそこを目指すことが出来て良かったですし、これからもそうありたいと思っています。
まだ星が見えない人も、きっとそのうち、遠くで生まれた光が見えてくるのではないかと思いますよ。